ポルシェの600ps EV「ミッション E」のここが気になる。Part.3
間違いなく今回の“スター・オブ・ザ・ショー”であった「ミッション E」だけに、その周辺にはアンベールの直後だけでなく、プレスデー初日の閉場直前になっても多数の報道陣、スチールやムービーのカメラマンが取り囲んでおり、まともにじっくりとその姿を見るのは、ほとんど不可能。全貌を把握するのは簡単ではなかったというのが本当のところである。長期戦で、人と人の間にカメラを滑り込ませ、撮影してきたのが、今回の会場ポルシェ ブース上で収めた“生写真”だ。
色々と勝手な考察をしてきたが、その姿を眺めるだけでも興味がソソられる存在であることは間違いない。残念ながらフランクフルトモーターショーは27日に閉幕。行けなかった方には…その方がもちろん大多数だと思うが…こちらで、雰囲気だけでも楽しんでもらえればと思う。
ちなみにこの「ミッション E」ついて、改めて市販予定や時期について聞いたところ、すべて「未定」との回答であった。急速に電動化モビリティの推進に舵を切っているフォルクスワーゲン グループだけに、そのイメージリーダーとしてもポルシェによるこの「ミッション E」には大きな可能性がある。いや、今こそこういうものを出していかなければいけない状況とすら言えないだろうか? 市販化、期待したい。
そして、それが実現した暁には、万難を排して我がガレージに迎え入れたい! クラシックなガソリンエンジンの1974年式911カレラと並べたい!! と、今は妄想しまくっているところなのである。
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