発表目前! ホンダ クラリティはFCVとPHV、EVの3本だてだった!!
4月12日に開幕するニューヨーク オートショーで、アメリカン・ホンダモーターは、2017年よりアメリカで販売する「クラリティ プラグイン ハイブリッド」、「クラリティ エレクトリック」の2モデルを世界初公開する。すでに登場済みの「クラリティ フューエルセル」と合わせて、クラリティ シリーズとしてFCV、PHV、そしてEVの3モデルが揃うことが明らかになったのだ。
もともとクラリティ フューエルセルは、コンパクトに設計された燃料電池パワートレインの基本部分を、すべて所謂エンジンコンパートメント内に収めることを可能としたのが最大の特徴であった。それだけに車体側にも十分な余裕が確保されているから、PHVはそこにエンジンと電気モーターを、EVは電気モーターを搭載するのは容易だし、FCVで高圧水素タンクを搭載しているスペースを活用すれば、EV用の大容量バッテリーも十分に飲み込むことが可能ということだろう。
これによってクラリティは、同じ車体にFCVとPHV、EVの3種類のパワートレインを設定する世界初、そして唯一のモデルとなる。5名乗車可能なパッケージング、現行ホンダ車ベストと言っていい高いシャシー性能と相まって、注目すべき1台となりそうだ。
ホンダは2030年に向けて「四輪商品ラインアップにおける販売数の3分の2をPHEVとハイブリッド、およびFCV・バッテリーEVなどのゼロエミッションビークルに置き換える」という目標を掲げている。いよいよ本気になったホンダ。これからの展開も、ますます楽しみになった。その走りの実力、そして日本での発売の有無は気になるところだが、まずは目前に迫った詳細スペックの発表に期待したい。
島下泰久