Apple WatchでBMW i Remoteをテスト Vol.2

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「こんばんは。BMWコネクテッドドライブです。如何なさいましたか?」
スピーカーの質が良いのか、耳元に心地よい声で事務局の方が電話に出て来て、かれこれこういう理由でi Remoteアプリをつかいたいのですが。と伝えたところ、担当の方に代わって頂き、初期設定の仕方を教えて貰えました。単刀直入に言ってものすごく便利です。
教えて貰いながら、アドバイスに従って車検証をグローブボックスから出したらi Remoteアプリの初回設定マニュアルが一緒に出てきたのはここだけの秘密ですが。
専用サイトからユーザー登録をして、車両に表示された認証コードを入れるともの5分程でi Remoteアプリケーションが設定できました。こうして原稿を打っている間も、iPhoneから充電状態を確認したり、鍵を閉めたり、ライトをつけたりと色々出来ます。
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Apple Watchが届くまでまだ時間があるのでちょっとi3について軽く紹介してみます。
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編集部Kも発売当初からi3は気になっていたので何度か乗っているのですが、見た目が奇抜なコンパクトカーなので、オットリした走りを想像してしまいますが、スイッチ(エンジンはないのでイグニッションはありません)を入れてアクセルを踏むと発進直後こそ電気的にセーブしているものの15km/hを越えた辺りからもの凄いトルクを発生します。
40km/hから100km/hまでの中間加速なら感覚的にポルシェ・ボクスター(標準モデル)と同じぐらいの加速性能。トランスミッションが装備されないのもあってスピードが上がる程に加速はマイルドになって行きますが、高速道路で使っても一般的にこれ以上の加速・動力性能を必要とする人はあまり居ないでしょう。
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その理由は電気モーターだけでなく、ボディ骨格に日本の三菱レイヨン製カーボン繊維を採用した軽量設計によるもので。。。と書き出すと長くなってしまいますので、詳しい車評は島下さんが後日公開するであろう原稿をご覧ください。
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とはいえ伝えておきたいのは、このi3は完全電気モーター駆動のEVでありながら、オプションで650ccの2気筒エンジンを搭載して発電しながら走る事も出来る(レンジエクステンダーと呼びます)のです。実質的な航続距離は気温や走行条件にもよりますが、高速道路を流れに乗って走り3割程度街乗りという条件でバッテリーだけで150km程度、9Lのガソリンタンクを使えば合計で300km程度走ることが出来ます。
EVでありながら出先での充電渋滞を考えなくて良い、現状の充電インフラでは最適なソリューションと言えます。なお、補助金の都合もあって、日本ではピュアEV仕様を選んでも余り値段が変わらないので今までの販売台数の殆どがレンジエクステンダー仕様との事です。
もちろん化石燃料を使わないのが一番エコですが、持続可能な社会を考えるなら、あまりストイックになりすぎず、それでいて環境を考える。自分自身にもサステイナブルなライフスタイルが望ましいですね。
さて、こうして原稿を打っている間にAppleからApple Watch出荷完了のメールが来ました。
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続く
写真:サステナ編集部
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