テスラ モデルS、884.1万円のエントリーグレード登場!
2016年6月10日よりテスラは、人気のモデルSのエントリーモデルとして、これまでの車両価格953万円のモデルS 70kWhに代わり、884万1千円のモデルS 60kWhを設定して販売を開始した。従来より8%低い価格で、モデルSのオーナーになることが可能となったのである。
このモデルS 60kWhは、シングルモーターの後輪駆動。エントリーと言えども最高速度は210km/h、航続距離は400km以上で、アクティブセーフティやオートパイロットに対応するハードウェアも標準装備される。一方で、従来の70kWhと較べると、バッテリー容量が小さくなるだけでなく、スーパーチャージャー対応もオプションとなるのが大きな違いだ。
しかも、ここがテスラの強みなのだが、ユーザーは購入後も、航続距離をもっと伸ばしたい、スーパーチャージャーを使いたいとなった際には、ソフトウェアアップデートによってこれらを実装することができる。オンラインで「“バッテリー容量追加”を選択>カートに入れる>クレジットカードで決済>ソフトウエアがオンラインで送られてくる>機能を追加」と、指示に従うだけ。これだけで、クルマを更に高機能化できるのである。
ちなみに発表されている価格は、60kWhから75kWhへのバッテリー容量拡大が112万7千円とのこと。また、現行の70kWhから75kWhへのアップグレードは40万7千円となる。
納車は8月以降の予定だという。デュアルモーターも選択可能だ。当然、こちらは購入時にしか選ぶことができないので、念のため。
指定のローンプログラムを使うことで、4年後に新車価格の45〜49%の価格での買い取りを保証しているテスラ。つまり4年間、1年に100万円ちょっと、1ヶ月辺り10万円を切る支払いでモデルSに乗れると考えると、購入へのハードルはだいぶ下がることになりそうだ。
島下泰久