ジャガーがフォーミュラE参戦! ドライバーはあの人…?

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 現在、第2シーズン真っ只中の電気駆動のフォーミュラカーによるレース「FIA フォーミュラE選手権(以下“フォーミュラE”)」に、2016年秋スタート予定の第3シーズンよりジャガーがマニュファクチャラーとして参戦することが発表された。ジャガーにとっては、2004年に撤退したフォーミュラ1世界選手権以来、久々のビッグレースへの登場となる。

 初年度にはワンメイクマシンで戦われていたフォーミュラEだが、開催中の第2シーズンでは従来マクラーレン製だったMGU(モーター・ジェネレーター・ユニット)の開発が解禁になり、何と最大2基の搭載が可能に。4段固定だったギアボックスも最大6速まで自由に選択できるようになった。また第3シーズンでは、バッテリーの独自開発も可能になる。マニュファクチャラーとして参戦するジャガーは、当然ここに独自開発ユニットを投入することになる。

 ここで開発のパートナーとして指名されたのがウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリング。ハイブリッド/EVシステムについて豊かな実績があり、ジャガーとは007最新作にも登場しているPHVスーパースポーツのコンセプトカー「C-X75」で、すでにともに仕事をしている関係だ。

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 ジャガー・チーム・ディレクターのジェームズ・バークレーのコメントは以下の通り。
「モータースポーツ界への復帰にあたり、さまざまな選択肢を綿密に調査・検討してきました。ジャガーにとって、それだけ重要な決定であり、妥協の許されない、正しい選択が求められていたのです。当社の将来のEVプランを考慮すれば、フォーミュラEという選択は当然の結果で、そのメリットは数えきれないほどあると考えています。」

 つまり単にレースに出場するというだけでなくジャガーは将来に向けてEVを開発していく上でのノウハウ蓄積も、今回の参戦の大きな理由ということだろう。その辺りはすでにシリーズに関与しているアウディ、ルノー、DSなどと一緒だ。

 尚、ウィリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングが関与すること、フォーミュラEが開催されるのが秋から春までの間ということから、ウィリアムズF1チームのドライバーであるフェリペ・マッサ、バルテリ・ボッタスがステアリングを握るのではという報道もあった。しかし、こちらはウィリアムズ側より否定されている。とは言え、ドライバー選択は興味深いところ。今後はこうした部分でもジャガー、我々を楽しませてくれるはずである。

 ジャガーと言えばスポーツカーのブランド。そこがEVのフォーミュラカーレースに参戦する意味は、フォーミュラEにとっても、ジャガー自身にとっても大きい。さて、どんな活躍を見せてくれるか、ちょっと気が早いが、楽しみにしたい。