PHVはツカエる? ポルシェ カイエンS E-ハイブリッドに乗る。Part.1

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ポルシェが最新の広告などで積極的に使っているキーワードが「Porsche E-Performance」だ。フランクフルト モーターショーでお披露目されたコンセプトカー「ミッション-E」をイメージリーダーに、電動車両を積極的にプッシュしている。
そもそもポルシェは、すでに数年前からハイブリッドに非常に積極的だ。昨年から参戦を開始したWEC LMP1クラスに投入した「919ハイブリッド」は、V型4気筒2ℓターボエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッド。今年は遂にル・マン24時間を制し、WECのドライバー/メイクス両タイトルも獲得してみせた。
市販車ではPHVを推進している。限定生産のスーパースポーツカー「918スパイダー」をPHVとしたほか、パナメーラそしてカイエンにPHVを設定しているのだが、PHVを2モデルもっているブランドは、今の時点では他にはそうあるわけじゃない。

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そのうちの1台が、カイエンS E-ハイブリッド。最高出力333psを発生するV型6気筒3ℓスーパーチャージャー付きエンジンと、同95psの電気モーターの組み合わせによりシステム最高出力416ps、0-100km/h加速5.9秒というハイパフォーマンスを実現する一方で、パナメーラS E-ハイブリッドの9.2kWhより少しだけ多い大容量10.7kWhのリチウムイオンバッテリーの搭載により、最長34kmのEV走行を可能とし、EUモードでのハイブリッド燃費も3.4L/100kmを誇る。
充電状態が十分ならば、走り出しでは自動的に「E-パワー モード」が選択され、電気モーターだけで走り出す。トルクは十分にあり、加速は力強い。面白いのはこの電気モーターでの走行時にも8速ATが変速していることで、加速にはわずかなステップ感があるのだが、これも普段の感覚に合っていて、むしろ小気味良い。このままでも実際の走行で距離にして20数kmは走れるから、普段の買い物などではエンジンをかけないで終わるということも現実的にはあり得るだろう。

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速度が135km/hを超えるかバッテリーの残量がある一定のところを下回るか、あるいはアクセルを全開にした時、そして自分でモードスイッチを押した時には「ハイブリッド・モード」へと移行する。走行はエンジン主体となるが、アクセルオフではすぐに停止してコースティングに入るなど、出来る限りかけている時間を短くして燃費を稼ごうとする。この時も段付き感などは無く、走りはスムーズそのものだ。

Vol.2に続く