遂に公道で乗った! トヨタの自動運転 Part.1

20151006_02_04

トヨタ自動車が先日、都内で開催した新安全技術説明会で、自動運転技術を盛り込んだ実験車「Highway Teammate」を発表し、プレス向けの同乗試乗デモを行なった。レクサスGSをベースとするこの車両は、ステレオカメラ、5基のミリ波レーダー、車両の前後そして四隅の高性能LIDAR、追加のGPSなどを装着しており、自動車専用道路での自動運転を可能にしている。

今回のデモ走行が行なわれたのは、首都高速道路の有明ICから福住ICまでの約8kmのルート。ここは料金所を抜けるとすぐに首都高速湾岸線への合流があり、更にそこから分岐、コーナーを抜けた後に合流、更には道路右側の出口に向けた車線変更の必要がある、難易度の高いコース。トヨタ自動車にとっては皇居や国会議事堂周辺、静岡県某所などとともに、普段のテストルートだそうである。

自動運転が可能になるのは、地図情報により車両が自動車専用道路に入ったと認識されてから。インジケーターが点灯し、これを押すことで自動運転モードに入る。自動的に切り替わるわけではない。尚、自車位置の特定にはGPSデータとのマッチングだけでなく、周囲の景色の画像マッピングなども使われているという。

自動運転になった実験車は、ドライバーがステアリングから手を放し、足も自由にした状態で、本線に向けて加速。早速、スムーズに合流して行った。

本線への合流の際には、当然後方から来る他のクルマの動きを見ないといけない。ここでポイントとなるのは、単に至近距離に居るから合流を開始しない、居ないから入っていくというのではなく、複数の車両の存在を検知し、それぞれの動きを予測して、スムーズに合流できるポイントと速度を計算していること。これには、いわゆる人工知能が大きな役割を果たしている。コーナリングのスムーズさなども、やはりその賜物。白線からはみ出そうになった修正する、というのではなく、もっと多くの情報を元に進路を計算しているわけだ。

IMG_9305

そして、このコースのハイライトと言えるのが、右側にある出口である。つまり退出するには必ず車線変更をしなければいけない。しかも、ここは都心に向かう首都高速道路。交通量は少なくなく、ダンプカーなども通る。条件は厳しい。
動画を見ていただければ解る通り、実験車はスムーズにクリアしている。ちなみに右側車線への移動は、はるか手前から行なうことはないし、リスクもあるのでギリギリまで待つこともない。交通量などにも鑑み、適切なところで行なわれる。
それにしても、見事だった。まさか、こんなレベルにまで仕上がっていたとは…。

Part.2に続く