半自動運転も現実に。テスラ モデルS P85Dに早くも試乗! Part.2

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走り出すと、デュアルモーター云々の前にクルマとしての完成度に磨きがかかっていることが実感できた。喩えるなら、全体のネジをビシッと増し締めした感じ? ロードノイズは低減されているし、ステアリング中立位置での据わり感も増していて、真っ直ぐ走るのがだいぶ楽になっている。もちろん、それには4輪駆動化も効いているのは間違いないが、それだけではないという印象だ。

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コーナリングも気持ち良さも増している。車体の重さがこれまでより気にならず、ステアリングフィールも濃密さを増していて、素直で一体感あるコーナリング感覚が得られるのだ。前後モーターの協調も、とてもうまく行っているに違いない。いやいや、これはいいかも。コーナーと言っても、高速道路の導入路だったり、目的地近くのワインディングロードを普通のペースで走らせただけだが、それですらも大いに満喫させてくれたのである。

一方、酷い渋滞の中や高速道路での巡航中には、ACCを積極的に使ってみた。ステアリングフィールコラムから生えたレバーで行なう操作はメルセデス・ベンツと一緒で、とても簡単。いっぺんに設定速度を上げ下げしたい時には、ちょっともどかしいが、セットしてしまえば渋滞内で停止した時も、一定時間なら解除にならず再発進までこなしてくれる。操舵は自動では行なわれないが、レーンを外れそうになると音で知らせてくれるので、感覚的には“半”自動運転、あるいは4分1自動運転というところだ。

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高望みをするならば、前走車を見つけての減速、そして前走車が居なくなった際の設定速度までの再加速は、もう少し穏やかな方がいいかもしれない。なまじ出足がいいだけに、周囲の車両との勢いの差にちょっとビビッてしまったのだった。

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では、肝心の「INSANE」モードの印象は? タッチパッドから設定して、空いた時間を見計らって再度、高速道路へ。料金所を超えた所でアクセルを思い切り踏み込むと、次の瞬間には頭がヘッドレストに押し付けられ、モデルS P85Dは一気の加速を開始した! 思わず息を飲み、速度計に目をやると、すでにとんでもない数字。慌てて右足を緩めて、本線へと合流する。速い。これは確かに、速い!

Vol.3に続く

写真:編集部