ポルシェの600ps EV「ミッション E」のここが気になる。Part.1

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今日9月17日より一般公開が始まったIAA(フランクフルト国際自動車ショー)にて、いよいよ衆目の中に姿を現したポルシェ「ミッション E」。筆者はVWグループナイトに続いて、9月15日のプレスデーの会場にて実物と対面し、じっくりとその姿を眺めてきた。

予告無しに登場した「ミッション E」だけに、プレスリリースに掲載された以上の情報は会場でもほとんど入手できなかった。しかしながら実車を見れば、解ることもある。

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たとえば「アルミ/スチール/CFRPハイブリッド」という4ドアボディについて。観音開きのドアを開けた写真を見ると、装飾的なサイドステップだけでなくドア断面にまでCFRPがそのまま露出しているし、サイドシル、そしてそこから一体になって連なっているサイド部分のインナーボディにも、やはりすべてCFRPの織目が見える。つまり、アルミとスチールを主体にCFRPを少し使って……というレベルではなく、CFRPを積極的に構造体としても使用しているのである。

BMW i3がまさにそうだが、十分なサイドクラッシュ強度を確保しながら観音開きを実現するには、それは必須だったはず。技術的にも、すでにVWグループにはランボルギーニのようにCFRPに精通した集団がいるだけに、決して容易ならざることではなかったに違いない。

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プレス資料に「明確なフロントフェンダーと低い位置に設けられたボンネットが911デザインの証です。」との記述があるように、ポルシェ自身がポルシェというより911を強く意識した、実に魅力的なエクステリアは、全高130cm。サイズ感は掴めなかったが、実際の見た目には意外にコンパクトな感じもある。4灯式のマトリクスLEDヘッドランプは、新型カイエンや911など、ポルシェの最新モデルが使っているモチーフを引用したもの。先進安全・運転支援装備に欠かせないセンサーの数々も、この中にコンパクトに収められているという。

“テスラ・イーター”的な側面があることは間違いないミッション E。同時に、特にデザインの面では、次期型パナメーラがどんな方向に進むのかを示唆する部分もあるかもしれない。

Part.2に続く