新型プリウスがデビュー! 革新のPHVも近日登場?

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 タイミング的にはフランクフルト モーターショーがデビューになるかと思われた新型プリウスだが、主市場のアメリカを差し置くことはやはりできないということか。その直前の9月8日に、ラスベガスにて世界に向けて初めて披露された。
 賛否両論巻き起こりそうなのはそのスタイリングだが、奇抜なディテールを除けばフォルム自体はプリウス伝統のトライアングルシルエットが守られている。車体後半部などは、何となくMIRAIと共通の匂いも感じさせるところだ。

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 全長が60mm増の4540mm、全幅が15mm増の1760mmとなったのに対して、全高は20mm減の1470mmに。これを可能にしたのは、新型プリウスが採用第一弾となるTNGA(Toyota New Global Architecture)と呼ばれる、トヨタの新しい車体基本構造、パワートレインである。低重心の基本骨格のおかげで全高を下げても室内高をキープ。更にボンネットフードも低く抑えている。

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 ハイブリッドシステムも、1.8ℓアトキンソンサイクル自然吸気エンジン+電気モーターという組み合わせは踏襲しつつ、実際にはエンジン単体の熱効率はいよいよ40%以上まで高められ、ハイブリッドユニットはすべて小型軽量化されるなど、ほぼ新設計とされている。今回は細かなスペックは発表されていないが、燃費は巷の予想通り、JC08モードで遂に40km/ℓの大台に乗るようだ。

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 1997年のデビュー以来、累計350万台以上を売り上げているハイブリッドの先駆者、プリウス。今回も40km/ℓという驚異的な燃費を達成してはいるが、一方でアメリカでは、もはや単なるハイブリッド車ではカープールレーン(渋滞緩和のために用意された、2名以上が乗車している場合に限り走行できる車線。但し、エコカーであれば走行可能であり、ハイブリッド車も2010年までは1名乗車でも走行可能だった)の通行権は無い。今、ここを我が物顔で走っているのは日産リーフやテスラ モデルSなどのEVばかりである。

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 そんなわけで、新型プリウスはここを通行可能なPHV(プラグインハイブリッド)に従来以上に力を入れていることは間違いない。おそらく、EV走行距離は大幅に伸ばされているはずだし、話によればプリウス以上に先進的な内容が盛り込まれるという。今回は発表されなかったが、開発は同時に行なわれていたようだから、デビューはそう遠くはないはず。こちらにも期待したいところだ。

写真:TOYOTA