どこまで走れる? MIRAI 長距離テスト Part.2

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 東京都港区のイワタニ水素ステーション芝公園で水素を充填して、いよいよ出発した長距離走行テスト。敢えて渋谷の街中を抜けて首都高3号線に入り、西を目指すことした。実際のところ現時点では、北に向かうにしても埼玉県以北には水素ステーションが無く、あまり遠くまでは行けない。せめて仙台くらいまでは余裕で行けるようになってほしいのだけども…。

 高速道路でのMIRAIは快適そのもの。街中を走り出した時には、エンジンが無いだけに他の細かな雑音が気になる感もなきにしもあらずだったのだが、時間が経つと、そしてある程度速度が高まってくると、ロードノイズ以外はほとんど意識しなくなる。特に秀逸なのは風切り音の処理で、100km/h超の領域でもドアミラー周辺で巻き込んでいるような様子はなく、耳障りなところが無い。

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 不満のロードノイズは、タイヤがいかにも硬く、ゴワゴワとした感触を伝えてきて、それだけで安っぽく感じさせる。乗り心地は悪くないが、首都高などに多い路面の継ぎ目を通過する時などにはゴチンッと突き上げることも。ボディがしっかりしているので、それ以上どうこうということは無いのだけれど。

 走り自体には特に不満はない。というか、とてもよく出来ている。高速走行中のステアリングのセンター付近での据わり感は、実は思ったほどではなかったのだけれども“感”が濃くはないだけで、実際の直進性は十分出ており、リラックスできる。都内ではまだパラパラと小雨程度だった雨が、東名高速に入る頃からは、写真の通りクルーズコントロールも使用できないほど激しくなってきていたのだが、安定感は上々。欲を言えば、タイヤがもう少ししっとりとしたグリップ感を伝えてくれれば、というところだ。

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 動力性能は必要十分プラスアルファといったところ。走り出した瞬間からトルクが出ているため日常域の走りはとても滑らかで、ECO MODEで十分と思わせるのだが、そのまま高速域まで行くと、パワフルとまでは評することができなくなる。かと言ってノーマルあるいはPWR MODEに入れたところで、踏み込んだ瞬間の力感こそほんのり増すものの、グイッと力強く背中を押されるまでには至らない。

 もっとも、2名乗車で100km/h巡航という状況であれば、それでも特に不満ではなく、追い越し車線に出るのを躊躇することもない。まさに必要十分プラスアルファという感じ。ましてや今回は、実際の燃費が未知だっただけに、起伏の少ない新東名を選び、ペースも徹底的に抑えていた。何しろ出発したのが遅かっただけに、大抵が17時には閉まってしまう水素ステーションに立ち寄ることはできない。万が一にも途中で走れなくなってしまうようなことがあっては困るからだ。

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 結果的に、この日は名古屋に宿を取ることにする。ここまでは水素も十分保ってくれた。但し、ペースは早くなかったので到着は深夜に。部屋に入った頃には、東京を出てから、すでに4時間半近くが経っていた。ここまでの燃費は……もう遅いので、翌朝確認することに。

写真:サステナ編集部