インフィニティも2021年より電動化へ

1月16日、NAIAS会場にて開催されたAutomotive News World Congressにて、日産自動車の西川廣人CEOは、2021年よりインフィニティ ブランドに、電動パワートレインを搭載した新型車を投入していくと発表した。タイトルはプレス発表に倣っているのだが、実際にはもちろん急に100%ピュアEVブランドに転換するわけではない。柱となるのは、ひとつには100%ピュアEV。そして、小型ガソリンエンジンによって高出力バッテリーを充電するe-POWERだ。

2021年以降に発売する新型車には、電動パワートレインが搭載される。これはすなわちe-POWERの搭載を意味するが、現行のインフィニティのラインナップからすれば、現在ノートに搭載されているものよりパワーの、そしてエンジン排気量の大きなe-POWERが用意されるのは間違いないだろう。

また、同じく2021年にはインフィニティ初のピュアEVが発売される。実はインフィニティは過去にも2度、EVの発売を予告しながら、実現に至らなかったという過去がある。2012年にジュネーヴで発表されたエマージEコンセプト、そしてニューヨークでお披露目されたニッサン リーフのインフィニティ版と言えるLEコンセプト、そしてがそれだ。3度目の正直は、果たしてどんなモデルになるのか。

尚,メルセデス・ベンツが発売を予告しているコンパクトEV「EQA」のプラットフォームはメルセデス・ベンツとニッサン(インフィニティ)、ルノーが共有するとされる。そう考えると両ブランドの間でEVパワートレインについても共用が進む可能性はありそうだ。

その結果として2025年には、グローバル販売の半数以上を電動化車両にするというのが、現状の計画である。レクサスなどとは違って、現時点では一部にハイブリッドが用意されているだけで、電動化比率はきわめて低いインフィニティだけに、野心的な目標であることは間違いない。

プレスコンファレンスで、可変圧縮比エンジンを搭載したコンセプトカー「Q inspiration」をお披露目したタイミングでの電動化方針の宣言。とにもかくにも望むのは、日本でのインフィニティ ブランドの展開であることは言うまでもないだろう。

島下泰久