レクサスが2025年までの全車電動化を発表

NAIAS(北米国際自動車ショー)のプレスコンファレンスでレクサスは、2025年までにラインナップの全車を電動化すると発表した。ワールドプレミアとなったLF-1 Limitlessのパワートレインとしては、ガソリンエンジン、ハイブリッドに加えてEV、PHV、FCVまで視野に入れると発表されたが、将来的には純粋なガソリンエンジン車は無くなっていくことになる。

そうは言うものの、実はレクサス車はすでに多くのモデルが電動化されている。販売比率に占めるハイブリッドの割合が、世界のプレミアムブランドの中でも群を抜いていることは、容易に想像できるはずだ。この比率は今後更に増えていくに違いなく、更にEV、PHV、FCVも登場してくるわけだが、しかしそれですべてを補うというわけではないだろう。

考えられるのは、ガソリンエンジンに出力のさほど大きくない電気モーターを1基組み合わせたマイルドハイブリッドの登場だ。当然そうなれば、電装系の48V化も見据えられているはず。とは言え、かつてトヨタはクラウン マイルドハイブリッドで42V電装系をすでに試し、それほどベネフィットは大きくないと判断された結果、ストロングハイブリッドが推進されることになったという経緯がある。

その意味では大きな方針転換と言えるが、たとえばスポーツ性に特化したFモデルだったり、あるいはLXなどへの搭載を考えれば、十分に意味も価値もあるだろう。レクサス インターナショナルの澤 良宏プレジデントは「ハイブリッドなりPHVなりといったバージョンが、オプションだったりひとつのバージョンとして用意されることになります」と話す。聞くところによれば、リチウムイオンバッテリーに代えてキャパシタを使うなど、様々な可能性が検討されているという話もある。

尚、これらパワートレインについては、トヨタ ブランドと共用するもの、レクサス専用のものが存在することになる。澤プレジデントによれば「一緒のものと、共用するものがあります。FCはMIRAIも含めてやっていますので、コーポレートとして用意していくことになりますね。」とのこと。とはいえ、LF-1 Limitlessのような大型車になればMIRAIとは違ったユニットが用意されるだ。

いずれにせよ、今後の展開が楽しみ。レクサスらしい、ひと味違った電動化を期待したい。

島下泰久