新型Gクラス登場! D.ツェッチェCEOは将来の電動パワートレイン設定も予告!

現地時間の1月14日、デトロイトモーターショー前夜に開催されのメディアナイトにてメルセデス・ベンツが新型Gクラスを発表した。1979年のデビュー以来、初のフルモデルチェンジとなる新型は、もはやアイコンとなっているスタイリングこそ従来のイメージを色濃く踏襲しながら、わずか3つのパーツを残してすべてを刷新している。

一方、インテリアは最新のSクラス、Eクラスなどと同様の12.3インチTFTモニターを2枚連結させたワイドスクリーンコクピットを採用。大幅に向上した居住性と相まって、これまでにない快適、そして進歩的な室内空間を獲得している。

スタイリングのイメージは踏襲しつつも、実はボディサイズは従来より全長が53mm、全幅が121mmも拡大。ラダーフレーム構造は踏襲しながら車重は170kgの軽量化を実現している。また、フロントサスペンションは従来のリジッドからダブルウィッシュボーン式へと進化し、ステアリングもラック&ピニオン式に。一方、リアサスペンションはリジッド式とされる。ローレンジの装備、フロント、センター、リアの3つのデファレンシャルが100%のロックが可能なのも、これまで通りだ。

更に各種走行モードを選択できるDYNAMIC SELECTには「Gモード」を追加。ローレンジが選択され、3つのデファレンシャルも最適制御されるほか、ステアリング、アクセル、ギアシフトなどが専用設定に切り替わり、オフロードでの圧倒的な走破性を実現するという。

この新型Gクラス、まず発表されたのはV型8気筒4.0ℓツインターボエンジンを搭載するG500(日本ではG550を名乗る予定)となる。しかしながら当然、パワートレインは今後、様々なものが用意されることになる。

今回のワールドプレミアではスペシャルゲストとして、元カリフォルニア州知事であるアーノルド・シュワルツェネッガー氏が登場した。Gクラスと同じ“生産地”であるオーストリアで生まれ、25年に渡ってGクラスを愛用しているというシュワルツェネッガー氏は、地球環境問題に熱心に取り組んでおり、現在自身が所有するGクラスも、改造されてEVにコンバートされている。

壇上ではダイムラーのディーター・ツェッチェCEOに「新型Gクラス、電動化の予定はないんですか?」と鋭い質問を投げかけた。するとツェッチェCEOは、「メルセデス・ベンツはすでに、将来的に全モデルに電動化パワートレインを搭載する予定とコミットしています。」と反応。シュワルツェネッガー氏が更に食い下がると、Gクラスも当然それは例外ではないと断言した。

現時点で可能性が高いのは、やはりプラグインハイブリッドだろう。しかしながらシュワルツェネッガー氏のクルマとしてテストされている前後2モーター、80kWhのバッテリーを積み、航続距離300kmを達成したEV版のGクラスがもしも登場したら、大きな話題となることは間違いない。

Gクラスは昨年、1年間で2.2万台を販売。まだまだ人気が衰えていないことを強くアピールした。それでも、まずは登場だけでも嬉しい新型Gクラスだが、ここまで進化したならやはり興味は募るというもの。少々気が早いが、EVであれPHVであれ、新しいパワートレインが搭載される日が、今から楽しみなのだ。

島下泰久