トヨタ「Fine-Comfort Ride」と名付けたFCVのコンセプトモデルを公表

10月25日に開幕する東京モーターショーに、トヨタが燃料電池自動車のコンセプトカー「Fine-Comfort Ride」を出展する。トヨタ曰く“プレミアムサルーンの新しいかたち”を提案するという1台だ。

ショートノーズ、且つ前後を絞り込んで4輪のフェンダーを強調したボディは、全長4830mm×全幅1950mm×全高1650mm。ホイールベースは3450mmというサイズ。エンジンを持たず、電気モーターはインホイールタイプとしたパッケージングが、スタイリングにストレートに反映されている。

室内は自由にレイアウトを変更できる独立した4脚のシートと、更に2人掛けの最後列を備えて、乗車定員を6人とする。ウインドウはタッチディスプレイ化され、乗員それぞれが様々な情報にアクセス可能。シートレイアウトも、対座させたり、別向きしたりと自在で、個々の空間にも、コミュニケーションの空間にもアレンジできる。

燃料電池のパワートレインについては詳細は不明。しかしながらJC08モードで約1000kmという航続距離の長さを誇る。

ボディサイズのほとんどを室内空間に宛てた設計は、燃料電池自動車のメリットをフルに活用したもの。ミニバンのようには背は高くないが、室内はそれでも開放的な空間となっていそうだ。こうしたパッケージングこそ、燃料電池自動車であれEVであれ本来求められているものではないだろうか? まだ見ぬ次の燃料電池自動車のヒントとなるクルマであることに期待だ。

島下泰久