テスラが出力72kWの都市型スーパーチャージャーの設置を開始

テスラの大きなセールスポイントとして、その興味をソソるクルマそのものだけでなく、スーパーチャージャーの存在を挙げることができるはずだ。いくら500km超の後続距離を実現する大容量のバッテリーを搭載していても、充電にあまりに時間を要するようでは意味は半減だが、テスラは高速道路のSAを中心とする長距離移動の経路としてメジャーな箇所に出力125kWと、CHAdeMOの50kWの実に2.5倍、つまり3分の1近い時間で充電を可能にする超高速充電器、スーパーチャージャーを設置することで、そうした懸念を解消している。

一方、ホテルや旅館、カフェといった到着先となり得るところには、普通充電を行なうディスティネーションチャージングコネクターを設置。旅先での充電を容易なものとしてきた。

そこに今回、新たに加わるのが新しいスーパーチャージャー。これはスーパーマーケットやショッピングセンターなど、都市部に設置されて、マンション住まいなどの事情で自宅駐車場に充電器を取り付けられないユーザーの利便を向上させようというのが、その主眼だ。

設置性に配慮して、新しいデザインが採用されたこのスーパーチャージャー。利用可能台数を増やす目的で、出力は72kWに落とされているが、それでも隣接するスーパーチャージャーに接続されている台数に関わらず、急速充電は45〜50分で完了するという。

設置の皮切りとなるのは、シカゴとボストンのダウンタウン。その後、ネットワークは都心にまで拡大されていくという。テスラが、またもユーザーに近づいたわけである。

島下泰久