伊・ベスパがEVスクーター、ベスパ・エレットリカを発表

イタリア・ミラノで開催中のEICMAショーにて、ベスパが同ブランド初となるEVスクーター、ベスパ・エレットリカの開発を発表した。

世界人口の4/7を占める都市生活者のために開発中のベスパ・エレットリカは、プロトタイプ(といっても市販モデルに近いと思われる)の外観と、2017年後半中の発売のみが公表されスペックや仕様は一切明かされないままの発表となった。

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外観を見て解る通り、ベスパの伝統であるモノコックフレームや片持ちフロントサスペンションを踏襲したデザインとなっており、ベスパの中核車種であるPrimaveraとほぼ同じシルエットを持ちながら各部の衣装をエレットリカ専用とする事で新しさを表現している。

バッテリーの積載位置は不明だが、重心位置の問題から足元ステップのセンタートンネル部分とシーと直下に収めていると思われる。シート下のメットインスペースはシートにラッチが装着されていることや、重心の問題などから省略されている事は考えにくい。

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スペースを考えると積載バッテリー容量は4kWh程度から6kWh程度が予想され、航続可能距離は公称値で100km程度を目指して来るのが妥当なスペックだろう。ブレーキにABSが装着されるのは確実で、ASRも恐らく標準装備となるだろう。

国内への導入予定をピアッジオグループジャパン広報部に問い合わせたところ、「レギュレーションや充電システムの問題など課題は大きいものの、前向きに導入を検討している」との答えを得た。来年後半の正式発表を楽しみに待ちたい。

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文:難波賢二
写真:Piaggio Group