100%EVのMINIとBMW X3、デビュー決定!

BMWの発表によれば、同社の電動化モデル、すなわちBEV(バッテリー電気自動車)とPHV(プラグインハイブリッド車)の累計販売台数が、いよいよ10万台を突破したという。BMW 330e、BMW 225xeに続いてBNW 740e iPerformanceも登場したPHVモデルの販売は好調。また航続距離を大幅に拡大したBMW i3も需要が一気に高まったということのようだ。

この成功を受け、更に電動化を推進するべくBMWが発表したのは、コアブランドへのBEVの展開である。まず第一弾として、2019年にMINIに、そして2020年にはBMW X3に、完全な電気自動車仕様を用意する。そう正式にアナウンスされたのである。

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すでにBMW iに関しては、近日中にi8ロードスターが追加され、そして将来的にはiNEXTの名で呼ばれる次のフェイズのモデルが用意されることが明らかになっている。iNEXT、詳細は不明だが電動化パワートレインに最先端の自動運転技術、コネクティビティ技術を組み合わせたものになると言われる。BMW iブランドは、こうしてあくまで最先端の技術を追求していく。一方で、BEVは、もはやコアブランドであるMINIとBMWにまで搭載され、更なる普及を目指していくというわけだ。

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MINIに関しては、新型クロスオーバー(本国名カントリーマン)にて、初のPHV版が発表されたばかり。BMW X3には現時点ではPHVなどの用意は無いが、実は中国市場ではX1に、BMW X1 xDrive25Le iPerformanceと呼ばれるPHVが設定されている。但し、おそらく次期型となるだろうX3は、3シリーズなどとアーキテクチャーを共用する、つまり後輪駆動主体のモデルだけに、まったく新しい技術が採用されることになるに違いない。

一般ユーザーに貸し出され、実証実験を行なったのも懐かしいコンセプトカー、MINI Eの刺激的な走りの再来となれば、MINIのBEVには大いに期待できる。更には、驚きのX3である。現在、BEVのSUVと言えば、テスラ モデルXだけ。例えば、それに焚き付けられたものの、サイズの大きさや価格で二の足を踏むユーザーにアピールするものになれば、X3のBEV、ニッチではなくむしろニーズのど真ん中を突くこととなり、大ヒットに結びつく可能性もあるように思う。

2019年、2020年とまだ先の話だが、ファンにとっては楽しみがまた増えたということができるだろう。果たしてMINIとBMWのBEVは、どんな走りの歓びを味わわせてくれるだろうか。

島下泰久