欧州車にも負けないフットワーク! 新型プリウスPHV先行試乗 Part.3

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新型プリウスPHVは、フットワークも満足度の高い仕上がりとなっている。面白いのは、プリウスとはまた違った走りの味をもっているということだ。

ひと言で表現するならば、プリウスが「軽快」、プリウスPHVが「しっとり」とでもなるだろうか。主に大容量のリチウムイオンバッテリーを搭載することから、プリウスPHVの車重は150kg前後、重くなっている。乗り心地の面で、これは必ずしもマイナスではなく、適度に重厚な乗り味が、上質な印象にも繋がっているのである。

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その代わりコーナリングでは、特にターンインなどプリウスほどのキビキビ感は無いのだが、いざ曲がり始めれば、思った通りのラインで旋回できる。車体後方に積んだ120kgのバッテリーが前後バランス的にはプラスに働いてくれているようで、何となくリアが振り出すような雰囲気で曲がっていく。

プリウスPHVは、位置づけとしてプリウスより上級のモデルとして認知されることを目指している。価格も、そんな風に設定されるはずだ。その上で、走りの面でもプリウスPHVは、確かにワンランク上と感じさせる仕上がりを見せていた。もちろん、先代とは雲泥の差。これなら欧州車からの乗り換えでも、大きな不満の声があがることはないのではないだろうか。

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ちなみにプリウスPHV、タイヤサイズはプリウスと共通ながら、実はタイヤ自体は専用となっている。プリウス用のタイヤ、実は寒い時期に転がり抵抗が悪化する傾向があったそうで、その点を見直したものが装着されているのだ。それでも欲を言えば、絶対的なグリップ感はもう少しあった方が安心できるのは確かなのだが、ともあれウェットグリップ、そして改善されたという寒い季節の燃費性能は、正式デビュー後にはぜひ改めて検証してみたいところだ。

島下泰久