ジャガーとアウディ、電動フォーミュラカーレースに本格参戦!

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一昨年より始まった電気駆動のフォーミュラカーによるレースシリーズ「フォーミュラE」に、ジャガーとアウディがワークス参戦することを相次いで発表した。電気駆動時代を見据えて、世界のプレミアムブランドの動きが慌ただしい。

この10月よりスタートする3rdシーズン(2016/2017シーズン)より、ワークスチームで参戦するのがジャガー。同ブランドにとって久々のワールドクラスのレースへの復活は、何と内燃エンジンではなく、電気モーターで動くレーシングカーを使ったモータースポーツが舞台となる。

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専用設計された最高出力200kW(270bhp)の電気モーターを搭載するマシンには市販車「F-TYPE」との関連性が想起される「I-TYPE」の名が与えられた。更に注目すべきは、パナソニックがタイトルスポンサーについたこと。これによりチーム名は「パナソニック ジャガー レーシング」となる。ドライバーはホンダF1チームのテストドライバーを務めたこともあるアダム・キャロルと、GP2で活躍中のミッチ・エバンス。更に中国人ドライバーのホー・ピン・タンがリザーブに就任する。

一方のアウディは1stシーズンから参戦中のアプト チームと長年に渡って深い関係があるが、来る3rdシーズンからは技術面、財政面でパートナーシップを更に強化すると発表。そして2017/2018シーズンからは、アプトとサプライヤーであり電動パワートレインの開発を行なうシェフラーとの共同参戦体制を、アウディのワークスプログラムの中に組み込むという。

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2025年には、販売する車両の4分の1が電気駆動になるだろうと語るアウディにとって、フォーミュラEは技術アピール、ブランド誇示の絶好の舞台となる。WECをディーゼルエンジンのTDIで席巻したように、ここでも新たな歴史を切り拓いていくつもりのようだ。

フォーミュラEには、すでにDSオートモビルスもヴァージンとのコラボレーションによるDSヴァージン レーシングとして参戦中。つまり英、独、仏のプレミアムメーカーが揃ったことになる。一方、これまで参戦していたチーム・アグリは参戦権を手放してしまったから、日本メーカーの参戦という夢は、少なくとも当面はあまり期待できそうにない。そこは残念だがフォーミュラE、ますます注目度が高まることは間違いなさそう。これは取材に行かなくては…。

島下泰久