車線変更アシスト機能搭載! 新型メルセデス・ベンツEクラス発表

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メルセデス・ベンツ日本は7月27日、迎賓館赤坂璃宮前庭にて「自動車の最先端安全技術に関する国際交流会」を開催した。そして、その場にてこれが日本初登場となる、新型Eクラスのお披露目も行なった。

アルミを多用した軽量・高剛性ボディに、完全新設計の直列4気筒2ℓディーゼルターボエンジンをはじめとする高効率パワートレインの搭載、前2/後3の空気室を持ち低速域でしなやかに、且つフラットな乗り味を実現するエアサスペンション「AIR BODY CONTROL」の設定に、12.3インチワイドディスプレイを2枚並べ、メーターパネルとCOMANDシステムを、ステアリングホイール上のタッチコントロールボタンでも操作可能とした先進的なコクピット……と、見所の非常に多い新型Eクラス。しかし、何と言っても注目すべきは、全車に標準装備とされるレーダーセーフティパッケージが可能にした次世代のインテリジェントドライブだ。

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「ディスタンスパイロット・ディストロニック&ステアリングパイロット」は、高速走行中から渋滞時に至るまで、設定された速度をキープ、もしくは前走車との距離を適切にキープする。渋滞中の停止、再発進も30秒以内なら自動となる。更に、コーナーでは車線や前走車などを認識し、ステアリング操作もアシストする。当然、ステアリングから手を離してはいけないのはこのシステムも同様である。

尚、ステアリングパイロット動作中に、ドライバーの両手がステアリングから離れていることをシステムが検知すると、ステアリングを握るよう警告が行なわれる。それでも反応がない場合、最終的に車両はゆるやかに減速していき、ハザードを点灯させながら完全停止する。
これは手放し運転を抑制するというだけでなく、万が一、急病などによってドライバーの意識が失われた場合に、安全にクルマを停止させることにも繋がるものだ。

詳しい動作については、メルセデス・ベンツによる動画も是非、参照してみてほしい。
「E CLASS INTELLIGENT DRIVE PREVIEW」

そして一番、注目を集めそうなのが「アクティブレーンチェンジングアシスト」だ。これはその名の通り、レーンチェンジをサポートする。ステアリングパイロットがONの状態の時、ウインカーを2秒以上点滅させると、車両が隣車線はじめ周囲の状況を確認し、操舵アシストを行なう。

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この機能、すでに国際試乗会にて体験済みだが、やはり最初はおっかなびっくり試してみた。しかしながら、まず周囲の状況把握が正確なこと、そして操舵が滑らかで、車線変更に入ったところから終了するまで、熟達したドライバーのような運転をしてくれることから、すぐに馴染んで、当たり前のように多用することができた。
「車線変更が苦手」という人が、Eクラスに乗るのかは微妙ではある。過信してもいけない。しかし、肝心なのは、人間の目では気付けなかったものにまでしっかり反応して、出来ない時には操作を受け付けないということ。これは安全に大いに貢献するはずだ。

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他にも車線逸脱を防止する「アクティブレーンキーピングアシスト」、車線変更の際に頼りになる「アクティブブラインドスポットアシスト」、標識を読み取り制限速度をディスプレイに表示する「トラフィックサインアシスト」などを装備。ドライバーの安全な運転を支援する。

更に、それでも起こる危険を回避するために「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し検知機能付)」、「渋滞時緊急ブレーキ機能」、衝突の危険を察知すると回避のために必要なステアリングトルクを計算し、操作をアシストする「緊急回避補助システム」なども用意されている。

「未来型Eクラス」というなかなか刺激的なコピーで挑発している新型Eクラス。確かにその内容は、クルマの明日の到来を実感させるものと言えそうだ。

島下泰久