BMW i3の航続距離が1.5倍の300kmに! レトロフィットも用意

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e-モビリティに特化したBMWのサブブランド、BMW iの基幹車種「i3」がデビュー後2年を経て初のアップデートを敢行した。航続距離が従来の190km(NEDCモード)から、300kmへと一気に1.5倍以上に増えたのだ。

バッテリー容量を33kWhまで増大させたこの進化は、リチウムイオンバッテリーのセル密度の向上によって実現されたもので、バッテリーの外形寸法は変わらず。つまり居住性や使い勝手には、まったく変化は無い。BMWによれば、このi3(94Ah)は、実際の走行状況、すなわち悪天候だったり、冷暖房を使っていたりという状況でも、満充電状態から200kmの走行が可能になっているという。

尚、従来のi3(60Ah)も引き続きラインナップに残り、いずれもレンジエクステンダーの装着が可能。つまりi3は、合計4モデルを擁することになる。

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現オーナーにとっては悔しいところ? いやいや、実はBMWは、この新しいバッテリーの従来モデルへのレトロフィットを可能にする予定だ。これは登場の時点から、BMWの開発陣も明らかにしていたところで、モジュラー設計の旨味が活かされたことになる。これは嬉しい。

尚、BMWはこのi3(94Ah)の登場にあわせて、家庭用のよりパワフルな充電器も発表。新たなオプションとして設定される。

BMW i8 Protonic Red Edition

日本への導入は未定だが、おそらくはそう遠くないうちにリリースになるはず。価格は、ドイツでは60Ahモデルが3万4950ユーロ(約426万円)なのに対して、94Ahモデルは3万6150ユーロ(約440万5000円)という設定になっている。差額はそれほど大きくない。

気になるのは日本での価格。航続距離が伸びたi3(94Ah)が多少値上がりするのはやむを得ないとして、ここはゼヒ、i3(60Ah)には値下げを期待したい。それも大胆に!

島下泰久