MIRAIの欧州試験、トラブルフリーで10万km走破

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3月29日、トヨタはドイツ ハンブルグを起点に行なわれてきたMIRAIの徹底ロングタームテストが終了したことを発表した。このテストでは、昨年9月から今年2月にかけて、8人のドライバーが手分けをして1日につき16時間、しかも107日間に渡って負荷のかかる走行を続けるという苛酷なメニューが実施され、走行距離は10万kmに達したという。

テストは市街地から郊外、更には速度無制限区間のあるアウトバーンまでが含まれる、定められたコースにて行なわれた。この時期のドイツは寒く、最低気温はマイナス20℃にも達したという。

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冬期の燃料電池自動車で懸念されるのは、極寒の冬期に正常に走ることができるのかということだ。ご存知の通り、発電の際に水を排出する燃料電池だけに、凍結による誤作動が起きることを誰もが心配するに違いない。

結論から言えば、燃料電池システムに関しては一切トラブルは報告されなかった。行なわれたのは、タイヤが2回、フロントのブレーキパッドも1回、交換されたというだけだった。

トヨタはMIRAIを、2017年にはグローバルで3千台、発売するつもりである。そして2020年には年間3万台を世に出そうとしている。もちろん、ヨーロッパの重要度はきわめて高いが、準備はすでにもう整ったと言ってもいいだろう。

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ところでヨーロッパ仕様のMIRAIは、エコタイヤの日本向けとは違ってタイヤにミシュラン プライマシーLCを採用している。テストドライバー達のハンドリングへの評価は高かったというが、果たしてこのタイヤ、あるいは他の部分の違いは走りっぷりにどう影響しているのか。いつか確かめてみたいところだ。

ちなみにサステナ長期レポート車のMIRAIは走行、やっと4千km。まだまだ先は長い…。

島下泰久