東京は世界で一番EV充電環境に恵まれた街? BMW i3長期テストPart.2

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BMW i3を長期テストし始めて、改めて実感したのはこの1年で東京のEV充電環境に激変が訪れた事。政府が充電施設に対して巨額の補助金を出したため、雨後のタケノコの如く東京中に充電スポットが増えています。原稿で説明しても感覚が伝わらないと思うので、次の図をご覧ください。

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(GoGoEVより)

EV充電ステーションマップGoGoEVのスクリーンショットなのですが、これだけあれば十分というのが伝わると思います。更に、2015年4月からNCSという新しい充電の共通課金プラットホームが出来たため日産ディーラーを除く殆どの充電スポットはNCSカード一枚で充電する事が出来ます。

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(写真は普通充電器用のもの。急速充電器の使用には急速充電対応のNCSカードが必要)

このNCSカードが出来た事で多くのスポットが有料化したため、今まで自宅ではなく出先で充電していた多くのEVユーザーがわざわざ出かけても自宅で充電する電気代とコスト面で差がないのなら充電しに出掛ける意味がないため急速充電スポットで充電しなくなり、都内の充電スポットに関しては、実質ガラガラの状態となっています。

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今年後半の流れとしては、30分で80%まで充電できる急速スポットではなく、普通充電スポットが大量にオープンしている事ももうひとつの特徴。メジャーな施設では、東京ミッドタウンや、三菱地所所有のオフィスビル(丸の内ビル、三田国際ビルなど)などに100基単位で設置されているのは、見たことのある人が多いのではないでしょうか?

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(東京ミッドタウン)

2016年1月からは、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズなどに数百基単位で普通充電器が導入されるとのニュースが流れるなど(既に設置工事は完了)、都内だけでも既に数千基の充電器が稼働しています。

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(三田国際ビルディング)

サステナ編集部のi3は駐車場に充電器の無い状態で運用していますが、これだけ充電器が溢れていると遠出して帰ってきた時以外はまったく駐車場に充電器の必要性を感じません。都心ですらインフラ不足に悩む水素燃料電池車と違って、EVの充電環境は既に理想郷の域に達しています。EV、PHEVが街に溢れる前に、この理想郷を味わってみては如何でしょうか?

文:編集部
写真:編集部