東京ー名古屋間の燃費が実測45km/L? BMW i3長期テストPart.1

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サステナ編集部で長期レポート車として購入したBMW i3で早速、東京ー名古屋間を走ってみたところの実燃費ですが、45km/L超という数字になりました。

え?プリウスでも20km/Lちょっとなのに、45km/L超??と思う人も居るでしょうし、電気自動車なのに燃費?と思う人も居るでしょう。

編集部で購入したBMW i3はレンジエクステンダー(REX)装着車。CEV補助金の関係もあって日本で売れているi3の約90%がREX装着車といわれているので、オプションといえどむしろBMW i3 REXが標準のような状態です。(なお、本国ドイツなどではピュアEVの方が売れています。)

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レンジエクステンダー(REX)とは何でしょう?650ccのBMWスクーター用をベースにしたエンジンをリアに搭載し発電機として使うことで、EVの航続距離を伸ばす仕組みです。燃料タンクは僅かに9リッターしかなく、満タンの状態でREXを作動させると走り方にもよりますがガソリンを使って実質130-150km程度の距離を走行出来ます。とすると、実質の燃費は14-16km/L程度?という計算になってしまいますが、実際に名古屋への旅を走ってみましょう。

東京都心をバッテリー、燃料共に満タンの状態でスタートします。この状態でバッテリー航続距離は130km*程度、REX航続距離も130km程度。合計で約260kmがメーターの航続可能距離です。
(*JC08測定のカタログ航続距離は229kmですが、高速道路巡行では実質130km程度、一般道では150km程度の航続距離となります。)

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敢えて燃費走行は行わず、エアコンもオンのままにしますが、外気温が快適な温度ということもあって、エアコンによる航続可能距離の減りは一度設定温度まで下がってしまえばごく僅か。追い越し車線にも出つつ巡行していくと、大井松田を越えた辺りでバッテリー残量が25%を下回って来ます。

ここでiDriveを操作してREXを起動*。そのまま新東名に乗り、富士、静岡を越えて藤枝に達した辺りで燃料の残量は残り2リッターほど。バッテリー航続距離は35kmとあるので、浜松サービスエリアまでの距離を考えて残りはバッテリーだけで走行出来るためバッテリー走行に再度切り替えます。(*残バッテリー量が75%を下回るとマニュアルで起動する事が出来ます。)

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こうして、バッテリーを使いきりつつも燃料を2リッター残して(つまり7リッター程しか使っていない状態で)237kmを走り切って浜松SAで休憩を兼ねて急速充電を行います。

BMW i3は急速充電器で30分間充電を行うとバッテリー残量は80%超まで回復するため、バッテリーだけで約110kmの走行が可能になります。バッテリー保護のため、急速充電器では80%を超えると充電スピードが急激に落ちるため80%まで充電して出発。およそ25分の間ですが、トイレに行ったり飲み物を買ったり、目的地までの道路状況を調べたり、車内の片付けを行っているとむしろ時間が足りないぐらい。

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(写真はイメージです)

浜松SAから名古屋までは約110kmの距離ですが、浜松ー三ケ日間が下り基調のため殆ど電気を消費しません。ここからは車両が多い事もあって追い越し車線には出ずアダプティブクルーズコントロールで大人しく走ると名古屋まで走る事が出来ました。(最後の数キロはバッテリー残量が7%を下回ったためREXが強制起動)。総走行距離は352km。ストップ回数は1回。消費燃料は浜松SAで給油した量が約7.5L+最後の数キロで消費した100cc程。

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(写真はイメージです)

計算してみると、45km/L超の約46.5km/Lとなりました。特に燃費運転せずに名古屋までストップ回数1回で46.5km/Lです。充電器付きのホテルに泊まって寝ている間に満充電、帰りも同じようにワンストップで走って帰れますし、東京ー名古屋間のSAには殆どすべてに急速充電器が設置されているため休憩ポイントを制限される煩わしさもありません。

どうでしょう?BMW i3で長距離出かけてみたくなりませんか?

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文:編集部
写真:編集部